「感染予防はできない」と、厚労省やWHO(世界保健機関)もホームページ上ではっきり述べている、インフルエンザワクチン。
それなのに、なぜ皆さん打つのでしょうか?
- 毎年打ってるから打つ?
- みんな打ってるから?
- 職場で強制だから?
- お医者さんも勧めるし?
- 重症化は防げると言われるから?
かつてインフルエンザワクチンは効果あり!ワクチンを打てばみんなかからないよ〜と謳われ、集団接種など促されていました。
それがあるとき、「打てばかからない」から「打てば重症化を防げる」に言い回しが変わりました。ワクチンによる見せかけの抗体を作り、あたかも効くかのように錯覚させられている事実を知ってください。
インフルエンザワクチンは効かないし、重症化も防げません!詳しく見ていきましょう。
もくじ
インフルエンザとは?
インフルエンザは江戸時代からある、ごく普通の風邪です。風邪の中でも症状が重く、高熱が続くことがあるため、風邪の一種と区別されています。
自然治癒でそのほとんどが治ります。
インフルエンザワクチンとは?
インフルエンザワクチンは、死んで活動しなくなったウイルスを体内に入れる「不活化ワクチン」です。これは体内で増殖することはありませんが、一般的に弱い抗体しかつくれず、数回接種が必要となります。(他のワクチンを打つときは6日以上日数を開ける必要があります。)
インフルエンザだけでなく他のワクチンにも言えることですが、死んだウイルスを体内に入れても血中抗体はつきますが、本来の感染経路を通っていないため、本当の免疫とはなりません。人工的に作られたウイルスにより、感染したように見せかけると、不完全な抗体だけが作られ、接種した人はむしろその感染症にかかりやすくなります。(修飾感染と呼ばれます。)
2018年に発表された論文では、インフルエンザワクチンを摂取し、インフルエンザウイルスを体内にいれることで、強制的にインフルエンザに感染しますが、感染後に通常の6倍のインフルエンザウイルスを周囲に撒き散らすことがわかりました。
参考:Flu Vaccine Increases Your Risk of Infecting Others by 6-Fold, Study Suggests
インフルエンザウイルス感染の流れ
インフルエンザウイルスは直径約0.001mmで、1回のくしゃみで4万個の飛沫が飛んでいきます。当然マスクでウイルスは防げません。
皮膚についたウイルスの生存時間は約5分ですが、喉や鼻の粘膜につくと、30秒後に感染します。手洗いうがいも意味がないのです。
参考:Yan J, et al. Proc Natl Acad Sci U S A. 2018 Jan 30;115.
毎年冬になるとたくさんの方がインフルエンザにかかりますが、インフルエンザの流行を防げない一番の理由は、元気な人が感染を広げているからです。
インフルエンザは感染すれば、発症(本人が自覚)する前に他人にウイルスをうつします。感染した本人が、感染していることに気づかず、熱もない、くしゃみも咳もない、元気な状態でもウイルスが感染者の身体から飛び出し、他人に移してしまうからです。
飛沫感染や接触感染だけでなく、空気感染も起こりやすいというのがインフルエンザウイルスの特徴です。
インフルエンザワクチンの効果は?
WHO(世界保健機関)、および厚生労働省の見解は以下の通りです。
感染予防の効果は期待できないが、発症や重症化を抑える効果はある
その発症予防効果は、乳幼児(1〜6歳)で20~30%と言われていますが、実際は4%です。
2002年に厚生労働省が、『乳幼児に対するインフルエンザワクチンの効果に対する研究』で、1歳から6歳までの子供について、インフルエンザワクチンの効果は、20%~30%です。それっぽっちかよと思う人もいるでしょう。もっとビックリ、実は、効果は4%です。
この有効率の求め方が、驚きです。普通なら100人ワクチンを打って、20人がかからなかったと思うでしょう。
どう求めるかと言うと、100人ワクチンを打ったグループで、16人が発症した。もうひとつが100人ワクチンを打たずに20人が発症した。その差は、僅か4人。この4人を打たずになった20人で割ると20%になる。本当だったら4%しか効かないのに数字を膨らますために、姑息な出し方をしている。
また、1歳未満の乳児では対象症例数が少なく、効果が明らかになっていません。
参考:乳幼児(6歳未満)に対するインフルエンザワクチン接種について|日本小児科学会
予防できるどころか、先述したようにワクチンを摂取することで周囲にインフルエンザウイルスを撒き散らし、感染を広げている事実もあります。
そして問題なのは、重症化防止についてその根拠はどこからくるのか。証明がされていません。
ワクチンを接種した人と接種していない人では接種していない人の方が重症化や合併症発症リスクが高い、という一応の統計データはあります。
ただ、これにもカラクリがあり、「ワクチン接種していない人」の中には「ワクチンを打てなかった人」が多数含まれています。
元々体力が落ちていたり、何か持病があったり、重症化リスクが高い人やすでに症状がでている人などはワクチン接種はできません。すると当然「ワクチンを打てなかった人」ほど重症化する人が多くなり、これを「ワクチンを打たなかった人」とカウントしているのです。
こうした統計データに何の意味があるのでしょう。実は個々人で検討すると接種を行ったことで重症化を防げるという科学的な実証データはありません。
インフルエンザワクチンに効果はない根拠3つ
インフルエンザワクチン集団接種中止
1977年インフルエンザの集団予防接種が予防接種法により制定され、免疫力が弱い小・中学生に対して、学校内で集団でのワクチン接種が実施されていました。
小学生の接種率は100%に近く、当然接種率は上がりますが患者は減らず、それどころか1979年群馬県前橋市である児童のインフルエンザワクチン事故をきっかけに集団接種を中止。
前橋市医師会が立ち上がり、研究班を結成し調査が開始されました。75000人の児童を対象に、1980年から1986年までの6年間で調査を行い、ワクチンを打っても打たなくても、羅漢率は変わらず、ワクチン接種に効果が全くないことを証明しました。
参考:前橋レポート
そしてワクチン接種による副反応が問題視され、国に損害賠償を求める訴訟が相次いだことで、1987年には保護者の同意を得た希望者のみ接種するよう法律が改正。
さらに1994年には、予防接種法の対象疾病からインフルエンザが削除され、集団接種は全国で中止となり、希望者は個別に医療機関へ出向いて接種を受ける、任意接種へと切り替わりました。
これほど大規模で長期間にわたる正確な疫学的データは、日本にも世界にも今のところ出ていません。
インフルエンザワクチンの予防効果に関して、この研究を超えるような大規模調査は存在せず、今でも世界で最も信頼できる調査だという専門家もいます。何より、前橋レポートの最大のポイントは、「ワクチンメーカー側の資金提供なく行われた大規模調査で、ワクチンの効果が否定された」という点です。なぜなら、ワクチン研究の多くがワクチンメーカーの資金提供の下で行われており、そのような論文の多くは、ワクチンメーカーの意向(ワクチンは効果がある)に従った結論ありきで研究が進行し、都合の悪い結果が得られた場合、論文として出版されない(=出版バイアス)からです。前橋レポートを「古い論文で、インフルエンザの診断方法や解析方法が信頼できない」と述べたて、批判する専門家が後を絶ちませんが、そのような主張にワクチンメーカー側の意向が働いているのでは、と思わずにはいられません。
その年の型にインフルエンザワクチンが当てはまるか不明
インフルエンザには型があり、A型・B型・C型があります。A型は毎年いちばん流行し、たくさんの感染者を出します。A香港型とかAソ連型、また、ウイルスのとげの形によってH○N○型と呼ばれます。B型はA型の流行が収まる2月中頃から少し流行り、C型は幼児のみ感染し、ほとんど流行しません。
インフルエンザA型でさえ、100種類以上の型があります。組み合わせは多種多様で、ウイルスごとに少しずつ違い、免疫反応も異なります。
インフルエンザウイルスは変異(性質が変わる)がとても速く、毎年違った型で現れてきます。だから、去年インフルエンザにかかった人も関係なく今年もかかったりするのです。
人間の遺伝子(DNA)はあまりミスコピーが起こらないのですが、インフルエンザウイルスの遺伝子(RNA)はミスコピーが起こりやすく、その頻度は人間の1000倍の確率といわれています。しかも、インフルエンザウイルスは増殖スピードが速く、1個のウイルスが1日で100万個以上になるといわれているのです。
また、インフルエンザウイルスは、人に感染するたびに小さな変異を繰り返します。
ワクチンをつくるのには約半年、ウイルスの選定から入れると約1年かかりますが、その間にもどんどんウイルスは形を変えていきます。
そこで、厚労省は来年に流行しそうな型を3種類予測し、その型のワクチンのみ製造します。ワクチンのウイルスと、何百種類の中の流行するウイルスの型をぴったり一致させるのは、宝くじを当てるより難しいのです。
流行と違う型を打っても当然効きません。
インフルエンザワクチンの抗体に問題あり
インフルエンザウイルスは、鼻や喉から感染します。それを防ごうと働いているのは、鼻水や唾液に含まれる免疫物質である、細胞性免疫のIgA抗体(イミュノグロブリンA)です。タンパク質でできており、免疫グロブリンとも呼ばれます。
一方、ワクチンで作られる抗体は、主に血液中に存在する血中抗体(HI)です。HI抗体は、インフルエンザの感染の予防と全く関係ありませんし、インフルエンザワクチンで作られた抗体は5ヶ月ほどしか続きません。
感染予防に働くIgA抗体を全く増やさない(不活化ワクチンはIgG抗体を作る力しかない)現行のワクチンで予防できるわけがありません。これは、感染症やウイルス学の専門家の多くが指摘するところです。
しかも風邪を引き、鼻水がでたときに多くの人は薬を飲み、鼻水が出るのを抑えようとしますが、これではせっかくの抗原抗体反応を薬で抑えていることになり、やっていることが矛盾しています。
インフルエンザワクチンに重症化を防ぐ役割はない
インフルエンザが重症化すると、「気管支炎」や「肺炎」を併発します。子どもは「中耳炎」や「熱性けいれん」、そしてまれに「急性脳症」などに至る場合があります。
ただ、重症化する人の総数がそもそも少なく、というより確定診断を受けない人がたくさんいるため何人いるのか、実際のところわかっておりません。感染者数からすれば極めてまれに重症化する人がいる、という状況です。
そして「重症化を防ぐ」という割りに、重症患者のワクチン接種率は公表されません。重症化を防げるというエビデンスもありません。それを示唆する臨床データすら存在しません。
基本的には健康な人は自然軽快する疾患です。元々死ににくい病気の死亡率をさらに下げるというのは非常に困難です。
それどころか、肺炎などの呼吸器障害を起こし重症化する可能性が高いとされるハイリスク群(高齢者・乳幼児・妊婦)に関しては、ワクチンの薬害を受けやすく、むしろ危険ですらあります。
インフルエンザワクチンで脳症を防ぐことはできない
インフルエンザが重症化すると、インフルエンザ脳症になる危険があると言われていますが、厚生労働省は下記のように言っています。
インフルエンザワクチンは、脳症に対する直接の予防効果や重症化阻止効果は証明されていない
また、あれだけ感染者数のいる欧米などでは、インフルエンザシーズン中の脳炎・脳症の多発はないことがわかっています。
ではなぜインフルエンザ脳症になるのでしょうか?
そもそもインフルエンザ脳症とは?
インフルエンザに罹った幼児(主に1~5才)に、脳浮腫(脳全体が腫れる)や、脳圧亢進(脳内の圧が上昇)が生じ、その結果、けいれん、意識障害、異常行動などの急速に進行する神経症状がみられ、さらに、血管が詰まったり、多くの臓器が働かなくなり、その結果、命に関わる重篤な疾患をインフルエンザ脳炎・脳症といいます。
脳炎と脳症との鑑別は厳密には難しいですが、一般的に、脳内に直接ウイルスが浸潤して、炎症を起こす場合を脳炎といい、脳内にウイルスが検出されず、過剰な免疫反応が見られる場合に脳症と診断されています。
出典:インフルエンザ脳炎・脳症
インフルエンザ脳症という病名があるのは、日本と台湾のみです。
日本医学によるとインフルエンザ脳症は子どもが発症しやすく、死亡率が高いと言われています。インフルエンザに罹ったその日から1~2日くらいで発症します。
解熱剤投与によるインフルエンザ脳症の発生
解熱剤(例:ボルタレン、ポンタールおよびこれらと同様の成分の入っているもの)は、インフルエンザ脳症の予後を悪化させる
厚生労働省は解熱剤が原因とは言っていませんが、インフルエンザに罹って脳症になるのは、解熱剤(非ステロイド系抗炎症系)やタミフルなどを使っている可能性があると、学者の間では昔から言われています。
京都大学では以下のように警告を出されています。
解熱剤(非ステロイド系抗炎症薬)は脳症に関連している可能性があるため、服用しないでください。
新潟市総合病院から、1997年〜2001年のインフルエンザの流行中に治療されたインフルエンザ関連脳炎・脳症の20人の患者が報告されました。
そのうち16人の患者は脳症の発症前に解熱薬(ジクロフェナクまたはアセトアミノフェン)を投与されていました。5人死亡、8人が後遺症、7人回復との報告があります。
参考:Influenza-Associated Encephalitis
タミフル、ポンタール、ボルタレンなどの解熱剤を使うということは、身体の熱を下げるなどして一時的に症状を楽にする代わりに、免疫を著しく下げ、結果ウイルスが増殖し、治りが悪くなるばかりか脳症の危険があります。
タミフルについては数年前に子どもが、異常行動をするなどして問題になりましたよね。この異常行動そのものがタミフル服用による副作用で、脳症になっている可能性もあるとも言われています。
欧米などではインフルエンザの時は身体を休め、水分やミネラルを補給し、解熱剤はぎりぎりまで使用しないと教科書にも書いてあるほどです。
さいごに
インフルエンザワクチンは世界のワクチン市場でも一番よく売れる商材で、日本でも毎年約2000万本以上と大量に生産されます。
国や医療関係者はワクチンが効かないと認めることは今後もないでしょう。それは、巨額が動くビッグビジネスだからです。新型コロナでもそうですが、メディア操作に騙されないでください。医療従事者や製薬業界、学者がデータを操作し、我々国民を騙すことなんて簡単です。それ相当のメリットも彼らにはあるわけですから。
判断ができない子どもにワクチンを打つことは果たして正解なのでしょうか?大人は流されるままではなく自分で調べ、自分で真実を見抜き、打つか打たないか判断するべきだと思います。
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